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気がつけば一年ぶりの更新(^^;) 文才の無い管理人が、とりあえず何か読み物を、ということで書いています。ヒマつぶしにでも読んでいただけると幸いです。 ・Mac DTP城の蟻の一穴 (2005/7/22) ・ワードに貼り付けられた画像 (2004/3/6) ・G5、性能比較 (2004/1/12) ・Windows環境のカスタマイズ (2003/7/22) ・WinとMacの性能比較 ~モモに比べてもらおう~ (2003/7/3) ・Windows DTP は徒花か? (2003/6/8) Mac DTP城の蟻の一穴 (2005/7/22) 先日、都内のある印刷会社に仕事の打合せで訪問する機会がありました。そこは私がこの業界に入るきっかけを作ってくれた友達がいるところで、ワードを使ったちょっとした仕事を頼まれました。 仕事の話が終わってから少し世間話となったのですが、その時に友達が私を「先見の明があったねぇ」と珍しく褒めてくれたのです。何のことかと話を聞いてみると、某大手企業がDTPの設備をMacからWindowsに切り替える決定をしたらしく、仕事を請ける各印刷会社にその通達をしたらしい。さらに、社内のリースアップしたMac(もちろんOS9)を契約更新する際に制作部で話をしていて「古いMacが動くうちはいいけど、これからどうするつもり?」と聞いてみたら、制作部の人は答えられなかった、とか。こういう現状を考えるにつけ、Windows DTPの可能性に着目して早くからそれで独立して(細々ながらも)やっている私に感心するみたいです。某大手企業さんありがとう、社会人になる時以来ですかね(^^) で、話題のIntel Macですが。 なんだか誤解している人も多いらしくて、PPC版OSX(という言い方が正しいかはさておき)でのソフト資産や制作したデータが無駄になるのでは、と考えている方も多いようです。で、OS9環境の所はIntel Macが登場するまで機材更新をしないで様子見が賢明だ、という声をいろんな所で聞くのですが、それはとんでもない誤判断だと思うのです。 まず、第一にAppleはClassic環境のサポートを切りたがっていると思われる節があります。OS9からOSXに移行するとき重宝するのがClassic環境だと思うのですが、これが無くなれば作業の際に度々OS9環境に戻らなければならなくなるでしょう。となれば時間に追われる日々の業務のなかでは、慣れている旧環境に戻りがちになり移行がなかなかできない、となるような気がします。Intel MacはAppleのClassic環境の切捨ての大きな動機になりうると思います。 次に、PPC MacでもIntel Macでも作られる制作データに違いは生じない、ということです。それにOSを含めて主要ソフトは、少なくとも次期バージョンまではPPC Macを想定して作られるはずだし、おそらくその次のバージョンまで(というよりもむしろこの先もずっと)PPC Macで動かせるのではと思います。つまり必要な更新を先延ばししてまで待つことにはたいして意味がありません。 そしてこれが一番重要ですが、「受ける側」がもたもたしていると「出す側」の方が先に新しい設備を整えていき、結果として環境の選択の主導権を「出す側」が握ることになるでしょう。その場合、「出す側」にはMacを選ぶ理由が非常に少ない(購入資金がかかる、「受ける側」が対応できないのはMacOSXもWindowsも同じ)ので、Macそのものが切り捨てられる可能性が高く、そうなると今まで「受ける側」が築いてきたハード、ソフト、制作データの資産すべてが無価値になるケースもありうるのです。 その友達のいる印刷会社だけでなく、いろいろな所でMacOSXへの足踏みをしている会社を見ています。このサイトを開設した二年前には私でもDTPの次期主流派はOSXだろうと予想していましたが、この頃ではもしかしたらWindows DTPが主流派になる可能性もあるな、と感じるようになりました。その流れの中心にいるのは「出す側」の素人さん達であり、流れを引き寄せているのは「受ける側」のOSXに踏み切れない人達です。 OS9で様子見を決め込む人達に共通しているのは、「出す側」の意識の変化とその変化の早さを他人事のように思っていることです。DTPはもはや専門の人しか扱えないものではなくなりました。今ではWordとAcrobatElementsがあればしっかりした印刷用データを作ることも可能なのです。画像データはクライアントのデジカメで撮影されてメールで入稿し、社内文書などからもデータが支給されるような時代に、「あれもダメ、これもダメ」のMacOS9オンリーの「受ける側」の論理は受け入れてもらえないと思います。 あ、そうか! すでにその時になったらWindows DTPに移行する覚悟ができてるのか(笑) このサイト的にはWindows DTPが普及していきそうな気配が見えるのは嬉しいことなのですが、複雑な思いも感じる今日この頃です。 |
| 拙文失礼一読御礼 m_ogawa |
ワードに貼り付けられた画像 (2004/3/6) MS製のソフトには使う側から見て「不思議な仕様」が数多くあります。その中でもDTP関係で困るもののひとつに「ワードに貼り付けられた画像」があります。 クライアントから画像データを預かる場合、先方は好意のつもりで全ての画像をひとつのワードデータに貼り付けて送ってくることがあるのですが、逆にそれで画像の抽出で難儀したことのある方も多いのではないでしょうか。Windowsマシン上でワードからフォトショップにコピペすると減色された低解像度の画像になってしまいます。 一応その場合の対処法のいくつかをここで紹介してはいますが、理由についてはよくわかりませんでした。 今回は少しその理由を、プログラムについては初歩以下の知識しかない私が、ちょっと考えてみました。 こんな難題?を考えるきっかけとなったのがふたつ。 まず「Illustrator イライラ・ストレス解消委員会」の掲示板で紹介されていた「メタファイル」について説明しているページを読んだこと。 そして普段使っているランチャーソフト「Special Launch」のプラグインである「クリップボード見張り番」を試しに使ってみたとき、ワードに貼り付けられた画像の「書式設定」の違いによってクリップボードに送られるデータが違うことに気づいたことです。 「クリップボード見張り番」を試してみたのは、やはりワードに貼り付けられた画像を手早く抽出できる方法を探るためだったのですが、残念ながらその目的には役に立ちませんでした。 しかしこのソフトではクリップボードに送られたデータの情報を見ることができます。で、ワードに貼り付けられた画像の「書式設定」で「折り返しの種類と配置」を「行内」と「前面」にしたものをそれぞれ選択してコピーしてみると、クリップボード内のデータに変化があります。「前面」にしたときにはビットマップが無く、「行内」にしたときにはそれがあり、しかもそのビットマップは例の減色された低解像度の画像そのものなのです。 ![]() 「折り返しの種類と配置」が「行内」と「前面」では、フォトショップにコピペしたときに同じ低解像度ながら色数が変化します。このあたりが大いに関係ありそうです。 両方の設定で共通してクリップボードに送られるもの、それは「拡張メタファイル」という形式のデータです。 MSオフィスに付属している「PhotoEditor」はワード上でコピーされた画像を元の大きさ、色数で抽出することができます。これは画像の「書式設定」がどうなっていても変わりません。つまりこの「拡張メタファイル」には元の画像のデータが含まれているはずです。 そこで「拡張メタファイル」について先の「メタファイル」について説明しているページを参考に(とは言って私には難しすぎるので理解できないのですが^^;)、次のように考えたのです。 ・ワードは貼り付けられた画像をすべて「拡張メタファイル」にして管理している。 ・その「拡張メタファイル」には元画像と「この画像をソフト上で表示させる場合にはこの大きさにすること」という情報が含まれている。 さて、例の減色された低解像度のビットマップはどうして作られるのか、それは「折り返しの種類と配置」が「行内」になっていることがポイントだと思うのです。 文字を入力していくたびに画像の位置が移動していく、ということは一文字入力されるごとにアプリ内部では多くの計算処理がされているはずです。ここで「拡張メタファイル」の欠点、つまりただ表示するのにも多大な計算処理が必要、ということが問題になります。つまり実データだけで管理していると一文字入力されるごとに物凄い計算処理が必要になり実行速度に影響が出てくるのではないかと思うのです。 そこで「アタリ」画像を利用することでこの問題を解決しているのではないでしょうか。「前面」なら文字入力には関係しないので、これなら合点がいきます。 そして、どういう減色をしているのかがわかりませんが(Webセーフティの216色かMacのシステムカラーが近い感じ)「アタリ」用に色数は少なくしているのだろうと考えられます。 そしてようやくフォトショップです(^^;) フォトショップ側ではクリップボードにビットマップがあればそれ(つまりワードの作ったアタリ画像)を読み込み、「拡張メタファイル」しかなければ、それを「この画像をソフト上で表示させる場合にはこの大きさにすること」という情報に従って表示する、ということではないでしょうか。 ピクセルの大きさから推測すると、元画像の指定解像度→Windowsの解像度96dpiに変換したものに非常に近いです。 PhotoEditorはMS製のソフトですのでそこら辺がわかっていて上手く元画像を取り出す、フォトショップは真面目だから(笑)Windowsの「仕様」に正しく従う、ということでしょうか。 以上が私の推測ですが、あくまで「ただの推測」ですので鵜呑みになさいませんよう。「いや、違う」という御指摘がありましたらどうぞお願いします。 本当は作っている側がわかりやすい所に情報を公開してくれていればいいのですが…もしかしたら私が知らないだけかな(^^;) けど、MSの技術情報のサイトって迷路みたいで、検索する気がしないのは私だけじゃないはず(笑) #補足 ワードにはCMYKのTIFFも貼り込めますが、これは拡張メタファイルにされるときにRGBに変換されてしまうようです。 CMYKのEPS、これはEPSプレビューがビットマップにも拡張メタファイルにも利用されるようです。セッターに出力するとCMYKのEPSは正しく本画像が処理されます。その仕組みは…私には荷が重すぎますので、どなたかよろしくお願いします(^^;) |
| 拙文失礼一読御礼 m_ogawa |
G5、性能比較 (2004/1/12) 最近、「G5、性能比較」でGoogleあたりで検索してなぜかこのページを訪れる方がおられるようで…(^^;) ここは「Windows DTP」のサイトなのですが、せっかく訪れていただいたのですから役に立つと思われる情報を提供しようではありませんか(笑) 掲示板の「G5のテストデータ」ツリーの抜粋です。(念のため書いておきますが、ここの趣旨は厳密な性能比較や競争ではなく、大まかな性能差を知ることにあります。) 情報を提供していただいた方々にはあらためてお礼申し上げます。なお、書き込みしていただいた方のお名前はここでは省略しています。 261 G5のテストデータ(イラストレーター10用)です。(※修正、省略あり、以下同じ) http://www.gaw.on.arena.ne.jp/windtp/testtext.pdf 1)全選択→アウトライン作成 2)右上(文字色M100にしています)の1ブロックを選択→フィルタ→スタイライズ→ドロップシャドウ(設定は初期設定のまま)で、所要時間(アバウトで構いません)がどれくらいかかるか測ってみて下さい。 参考 Win自作マシン、WindowsXPsp1、P3(1.13GHz-S)、メモリー512MB 1)16秒 2)33秒 eMac、MacOSXver.10.2.6、PowerPC G4(700MHz)、メモリー384MB 1)29秒 2)69秒 ではよろしくお願いします。 262、他 1)4~5秒 2)17~18秒 WinXP(HomeEdition)P4 3GHz 264 1)7秒前後 2)20秒前後 AthlonXP2600+/1GB/Millennium P650 271 MacOSXver.10.2.7、G5 1.6GHz、メモリー512MB×2(1.25GHz) 1)7~8秒 2)29~30秒 一度書類を閉じて2度目は 1)5秒 272 MacOS9.2.2、733Hz メモリー1GB(割り当て250MB) 1)37秒 2)95秒 メモリー割り当てを、500MBにすると 2)75秒 eMacより遅いのはOSの差かなぁ。 273 OS X 10.2.8 733MHz RAM 1.25GB 1)11秒(11秒台後半) 2)59秒(限りなく1分に近い) 値は3回計測してその平均です。 274 OS X 10.2.8 G5 2GHz Dual RAM 2GB 1)6秒(再描画含む。実質3秒っぽいですが…) 2)26秒(20秒切ったこともあった気が…) 処理が速く終わっても、再描画はOSの気が向いた時って感じました。 284 1)5秒~6秒弱 2)21~23秒 OS: 10.3と10.2.8 G5 2GHz Dual Mem: 2GB それそれのOSで3回ずつやりましたが、どれも同じ程度でした。 次回はWindows中心の話題にします(笑) |