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<Windows DTP's Tipsy Tips> NEW!


実験的なもの
No.1 2色印刷された画像をスキャンして2色分解データを作る NEW!
MSオフィスデータの出力・編集
No.1 ワードデータをPDF/X-1aに準拠したPDFに変換
No.2 Acrobat7使用でPDF/X-1aに一発変換
ハード&OS環境関連
No.1 Windows DTPにおすすめのオンラインソフト
No.2 Windowsでの最大メモリー搭載量の注意
No.3 読込トラブルの少ないCD-Rを作成するには
No.4 WindowsサーバーOSをMac用のファイルサーバーとして使う
イラストレーター関連
No.1 イラストレーターで色分解出力するには
No.2 イラストレーターで「©」「Æ」「ß」などの文字を入力する
MSワード関連
No.1 Wordファイルに埋め込まれた画像を取り出す
No.2 Wordファイルの体裁の崩れ




実験的なもの

No.1 2色印刷された画像をスキャンして2色分解データを作る NEW!

思いつきでやってみました。
2色印刷された印刷物から画像をスキャンして2色分解データを作るという実験です。
手順を書くのが面倒だったので(^^;)画像中心にしていますので、参考程度にして下さい。手元に適当な物が無かったのいいサンプルじゃないのはご勘弁を。



まず画像を1200dpi(できれば2400dpi)でスキャン、適当にゴミ取り(ここでは省略)。
掛け合わせの部分が無かったので適当に作ってみました(青囲み部分)。ただ、適当にやったのでまわりの墨アミの3割程度のになっています。



まずアンシャープマスクをかけて作業をやりやすく(なったかな^^;)します。



自動選択ツールで墨アミ部分を選択、新規イメージを作ってそこにペーストしておきます。
青囲み部分が残るように許容値を設定することが必要です。



墨アミ同様に特色部分を自動選択ツールで選択(ここでちょっと工夫しましたが面倒なので説明省略^^;)
特色のチャンネルを作ってそこにコピーしておきます。



別に取っておいた墨アミ部分をブラックのチャンネルにペースト、他の3Cを消去(手順は面倒なので説明省略m(__)m)



適当な解像度、形式で保存。
青囲み部分も一応掛け合わせ(のように?)になっているようです。

こちらに完成したものを600dpiのTIFF画像で置いておきましたので参考にして下さい。
このやり方は要するに網点からスキャンすれば何とか力業でできるんじゃないか、という発想ですので、2色写真など網点が複雑に重なり合ったものではつらそうです…
なんだかもっと簡単でちゃんとした手順があるように思うのですが、ま、あくまで参考ということでお願いします(^^;)



MSオフィスデータの出力・編集

No.1 ワードデータをPDF/X-1aに準拠したPDFに変換

数年前まではMSオフィスデータをセッターでCMYK分版出力するというのは、出力オペの高度な知識・ノウハウ(もちろん限界があります)、または高価なソフト(AVANAS MultiStudioなど)を必要とするものでした。
しかし、昨今のRIPやソフトの機能向上により以前より手軽にMSオフィスデータの出力が可能になってきています。
まだ解決されていない問題があったり、検証が不十分ということはありますが、MSオフィスデータの出力について公開されている情報は少ないと思うので、この問題で頭を抱えている現場で参考にできるように、私の持っているノウハウ(ただしあくまで自己流)を公開しようと思います。
まずは「ワードデータをPDF/X-1aに準拠したPDFに変換」から始めようと思います。

最近のRIP(セッターに出力するためにデータをラスタライズするソフト)では大体PDF/X-1aの出力ができるようになっているようです。
PDF入稿が普及するかどうかは現在の時点では予測できませんが、PDF/X-1a準拠のPDFなら正常な出力が保証されるようになっていくとは考えられます。
また、Acrobatは機能向上によりMSオフィスデータをPDFに変換する場合の再現性と確実性が上がってきました。
これからはMSオフィスデータをセッターでCMYK分版出力するのにPDFを利用するのがベターな選択になってくると思います。

まずは必要な環境から。
・Windowsマシン(Celeron600MHz程度以上)
・Windows版MSオフィス(バージョン97以降)※今回はワードのみでも可
・Windows版Acrobat6(アップデート必須)
・InDesign CS(アップデート必須)
↓CS以外でPDF/X-1a準拠のPDFを作成するのに参考にどうぞ。
アドビサポートデータベース PDF/X に準拠した印刷用 PDF 作成ガイド
http://support.adobe.co.jp/faq/faq/qadoc.sv?222914+002

Windows環境となっているのは持ち込まれるデータはほとんどがWindows版で作られていると考えられるからです。
MSオフィスデータがMac版で作成されている場合なら当然Mac版で作業します。
Windows版MSオフィスで作られたデータをMac版で処理するのは避けましょう。
Illustratorの10とCSの場合以上に体裁が崩れる可能性大で、さらにはフォントが変更されたりしても何のアラートも出してくれないため変更された部分を見落としてしまうことが多いからです。
DTPの現場では「Illustrator8のデータは10があっても10で開かないで8で開け」などとやかましく言う人が多いのに、そういう人もMSオフィスデータに関してはWin版のデータをMac版で開こうとすることがよくあります(笑)
Windowsマシン以外は、例えばMSから無償で提供されているビューアを使ったり、Acrobat6ではなく5や「いきなりPDF」を使ったり、InDesignを使わずAcrobatだけで何とかする、ということも状況によっては可能ですが、そのあたりは各自で判断して応用していただければと思います。

では作業手順に入ります。
1.ワードで開く
開く前にデータのウィルスチェックをしておきます。(ソフトがなくてもネット上のメーカーサイトでチェック可能)
OKであればデータを開きます。
MSオフィスデータの場合、現在のところ97以降は一応下位互換性がありますので97以降のバージョンであればすべて開くことはできるのですが、新しいバージョンで追加された属性もあるのでできればバージョンを揃えたいところです。
しかしMSオフィスはバージョンがたくさんあり、かつバージョンごとの違いが小さいので、実際にはなるべく新しいバージョンをひとつ用意するだけでほとんどの場合は十分だと思います。
なお、ワードをマシンにインストールする際になるべくオプションのフォントをすべてインストールしておきます。(Windows98等の場合はシステムに入っているフォントの総数に注意が必要になるかもしれません)

書き忘れましたが、必ず事前にお客さんの環境で印刷された見本をもらっておきます。(これが無いとお客さんの環境で印刷された場合と比較することができません)
それを見ながら、ツール→オプション→互換性→レイアウト時にプリンタの設定に従う、と、ツール→オプション→印刷→基本の用紙サイズに合わせて自動調整、にチェックが入っていないのを確認し(特に前者は古いバージョンで作られている場合にチェックが入っていることが多いので要注意)、ファイル→印刷、でプリンタを「Adobe PDF」(Acrobat)に変更し一旦ダイアログを閉じて、体裁が見本と違っていないか確認します。



違っている場合は必要な修正をしなければいけませんが、Wordに慣れていないとここが一番まごつくかもしれません。
プロのDTPデータの場合と違って、データ作成者が必ずしも知識を持っているわけではないので不適切な作り方での不具合が多く、かつワードの場合はその原因がわかりにくいのです。
不具合の原因で多いのは、ページの余白の設定が極端だったり、画像の挿入箇所が微妙な位置になっていたり、複数ページのデータの場合は改ページの挿入し忘れだったり、等々。
この段階で許容範囲に修正できなければ厳しいかもしれませんが、大抵は修正できる場合がほとんどです。(私の経験上だけですが)
ただ、やはり確率が100%でない以上、できるだけ受注前にデータを預かって確認させてもらうことが必要かもしれません。

2.PDFに変換
まず、あらかじめコントロールパネルの「プリンタとFAX」でAdobe PDFを選択し、右クリックでプロパティを開いてデバイスの設定のタブを開きます。
「グレーテキストをPostScriptグレーに変換する」、「グレーグラフィックスをPostScriptグレーに変換する」の項目を「はい」にして、「フォント代替表」を開きすべてのフォントを「Don't Substitute」にしておきます。



その後ワードに戻り、ファイル→印刷、でプリンタは「Adobe PDF」になっているのを確認してプロパティを開き、PDF設定を「High Quality」か「Press Quality」を選択し、「フォントを送信しない」のチェックを外します。プロパティを閉じて「ファイルに出力」にチェックをして、OKを押すとファイルの出力先を訊いてきますので、適当なフォルダを選び名前をつけてファイルに出力します。
出力したフォルダをエクスプローラで開くとそのファイルが「○○.prn」というように拡張子「.prn」がついた形になっていますので、拡張子を「.ps」に変更します。
「.ps」に変更すると拡張子が見えなくなる場合はエクスプローラの設定で拡張子が非表示になっていますので、ツール→フォルダオプション→表示、で拡張子を表示する設定に変更しておいたほうがよいでしょう。
Acrobatをインストールした時点で「.ps」はDistillerに関連付けされていると思われますのでそのままダブルクリックするとDistillerでPDFに変換されます。
なおDistillerの設定は「High Quality」か「Press Quality」にしておきます。
これでPDFができますが、このPDFはRGBカラーでありPDF1.4なのでPDF/X-1a準拠ではありませんので、このPDFをもう一度変換する必要があります。

3.InDesignでPDF書き出し
RGBのPDFをCMYKに変換するのはAcrobat単独でもできますが、ここではInDesignを使ったやり方を紹介します。
あらかじめInDesignは前に述べてあるようにPDF/X-1a準拠のPDFが書き出せるように設定しておきます。
(修正:CSであればプリセットでPDF/X-1a準拠のPDFが書き出せる設定があります)
書類のサイズに合わせて適当なサイズで新規書類を作成し、その中央に書類のサイズの大きさの画像ボックスを作ります。(塗り足しがある場合はその分大きめにします)
必要な場合はトンボや色玉も作っておきます。
そしてその画像ボックスを選択し、ファイル→配置、で先程のRGBのPDFを配置します。
その際に「読み込みオプションを表示」にチェックをしておき、次のダイアログでPDF配置を「トリミング」に変更します。
正しい位置に読み込まれたのを確認し(サイズの微妙な違いが出るので気になる場合は中央に配置し直します)、ファイル→データ書き出し、でファイル名をつけてPDFファイルを選び「保存」を押します。
そうするとPDF書き出しの設定画面が出てきます。
細かいことは省略しますが、「一般」の「オプション」の互換性を「PDF1.3」に、標準を「PDF/X-1a」にし、「詳細」のカラーを適切なCMYKプロファイル(例えばJapan Color 2001 Coated)を選択しオーバープリント処理を適切に設定して、「書き出し」を押します。



これでPDF/X-1aに準拠したPDFが作成されます。
雛形を作っておけばInDesign上で面付けもできます。(その場合は性能が高めのマシンを使った方がいいかも)
必要ならAcrobat6で開きプリフライトや分版プレビューでチェックしておくとよいでしょう。

あとは通常、PDFを出力する手順でセッターに出力してください。

古い設備でPDF1.3の出力もできない、という現場ではまた別の方法が必要になります。
これについては、いずれ書く暇ができたら書くかもしれませんが、これより注意深く書く必要があるので正直気が重くて……(^_^;)


No.2 Acrobat7使用でPDF/X-1aに一発変換

Acrobatのバージョンが上がって7になり、Acrobat単体でCMYKに分版されたPDF/X-1aに一発変換できるようになっています。
手順的にはNo.1の「1.ワードで開く」、「2.PDFに変換」と同じですが、ただDistillerの設定がデフォルトで「PDF/X-1a:2001(日本)」が選べるようになっているのでそれを選択します。
オプションではカラー変換の方法を選択できるようになっています。
必要であればここでプロファイルなどを用意して必要に応じた色変換ができます。



しかし、ソフトのバージョンが上がると必ずしも便利になるばかりではなく、思いがけない仕様変更で困ることもあります。
MSオフィスは2003バージョン(その一つ前のバージョンから?)では、今までグレースケールに変換できたグレーオブジェクト(オートシェイプ等)が4色に分解されてしまいます。
これについては避けようが無いようです。
となると、違ったアプローチで対応していく(あるいは無視してそのままにする)しかないようなので、現在、私もいろいろ試行錯誤しているところです。




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